槍術範士松田秀彦/山根幸恵/太田義人先生の師匠/疋田新陰流槍術/戊辰の役従軍・西南の役従軍・紀尾井坂事件・頭山満翁を招く・荒木又右衛門

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	槍術範士松田秀彦/山根幸恵/太田義人先生の師匠/疋田新陰流槍術/戊辰の役従軍・西南の役従軍・紀尾井坂事件・頭山満翁を招く・荒木又右衛門昭和60年。185P　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。松田秀彦先生は私の師太田義人先生の師匠である。私が松田先生を承知したのは、昭和十年四月鳥取県立鳥取第一中学校に入学以後である。登校の途中、県庁周辺で、禿頭長篭の足を悪くされた老人が、二本の杖をついて歩って居られるのによく出会った。上級生を見習って、私どもは先生に停止敬礼をしたものだ。すると、今までニコニコしていた眼差しが一瞬鋭い眼に代り、私どもに答礼された。これが松田秀彦先生であった。二年生の時、武徳会鳥取支部の大演武会の折、弟子に手をひかれて、道場に立たれた松田先生に、三間柄の稽古槍がわたされた。とたんに腰はのび、進退自由、眼光炯々、裂帛の気合とともに疋田新陰流槍術の形が演ぜられた。三年生になると、私は太田先生のお宅に下宿。剣道の稽古に励むことになったが、松田先生は到来ものをたびたび愛弟子太田先生のお宅へ持参された。美しい師弟の間柄である。松田先生は私が中学五年生の秋、八十八歳で逝去されたから、晩年の五年間、先生の風貌に接することができたといえる。このたび縁あって、関係各位のご協力によって、ようやく「槍術範士松田秀彦」を上梓することができたが、私は力不足を痛感し、「豪傑松田秀彦先生」を紹介しえなかったことを恐れている。せめて、秀彦先生の風貌を追想するよすがともなれば望外の倖である。 (財団法人尚徳会・尚徳錬武館師範室にて) 松田秀彦（まつだひでひこ、1852年〈嘉永5年〉5月 - 1939年〈昭和14年〉11月22日）は、日本の武士（鳥取藩士）、武術家。流派は疋田流槍術・薙刀術、雖井蛙流剣術。称号は大日本武徳会槍術範士、薙刀術教士、剣道教士。大久保利通暗殺（紀尾井坂の変）に関与したことでも知られる。お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙傷、。本体は経年並みです。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。485783新

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