昔に比べると生活様式が変わり
日常生活で正座をする機会が、ぐっと減っています。
今、正座をするときは、法事や和室での食事会の時でしょうか。
正座も足を崩せる状況だったら まだ気も楽なのですが
オフィシャルや あらたまった席の時
足がしびれるとつらいですよね。
私は長いこと、茶道をしていて正座には強い方。
やはりしびれにくい 座り方やポイントはあります。
今回は、しびれにくい正座のコツや
前もって準備できる対策などを お伝えしたいと思います。
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正座時足のしびれの治し方と予防方法!正座のしびれないコツ4選
なぜ足がしびれるのか
そもそも、どうして足がしびれるのでしょうか。
正座では、足の甲に通る足背動脈と
膝下外側にある総腓骨神経が体重により、圧迫されて起こります。
神経には太いものと細いのとあり、
しびれとは神経が異常に興奮した状態。
太い神経は圧迫や血行不足に弱く麻痺しやすく
細い神経は異常に興奮したとき、ジンジンする痛みを感じます。
正座時足のしびれの治し方と予防方法!正座のしびれないコツ4選
姿勢と予防法
では、しびれを予防する姿勢をご紹介しますね。
足の甲に、体重をかけないように
意識して正座することがポイントです!
前方に体重を落とすようにする
あごを引いて背筋を伸ばします。
背骨1つ1つが上から1本の糸で引き上げられていくようなイメージです。
かかとは開く
かかとを開いた方が、足のしびれは予防できます。
親指を重ねる
左右の親指は重ねます。
足の甲まで深く重ねた方が楽な人もいます。
これは人それぞれですので、イロイロと試してみましょう。
膝頭を少し開ける
膝頭を少し開けると、しびれにくくなります。
前後左右、上に体の重心を移動させる。
重心を移動させ、体重を分散させます。
そして上に伸びるイメージで、背筋を伸ばし腹筋に力を入れると、足への負担が減ります。
左右の足を時々、上下組み替えます。
服装
ジーンズや細めのパンツは、血流がわるくなり
しびれが早くきます。
着物時以外は、膝が隠れるスカートがベストです。
ロングのフレアースカートでしたら
足を崩しても、わかりにくいですよ。
道具を使う
座布団
座布団がある場合は、使用した方がしびれにくいです。
座布団の段差を利用して、足の先を出して座るのも効果あります。
正座用の椅子
持ち運びできる簡易式の椅子がありますので
それをお尻の下に敷きます。
茶道では、場所によっては、畳をいためるので
使用できないところがあります。
畳にあたる面を配慮して椅子ではなく、クッションタイプがオススメです。
前日にマッサージをする
前日に、マッサージやエステ等で 体をほぐして血行を良くしておくと違います。
ヨガをしていると、腹筋も使われて足の負担も少なく
足のコリやハリ硬さがとれてきますので、しびれにくくなりました。
自分でお風呂に入った時に、マッサージをしたり
ストレッチをするのは 有効です。
正座時足のしびれの治し方と予防方法!正座のしびれないコツ4選
しびれたときの治し方
では、しびれてしまった時の、対処法です。
動かせない時は、無理しないでくださいね。
片方の足に体重をかける
左右に、重心を移動します。
左右の足の親指(甲)の上下を入れ替える
重心を左右に移動させる時に、足の親指や甲も上下を入れ替えます。
横座りをする
足を片方ずつ、お尻の横におろします。
爪先を立てる
かかと浮かせて、爪先立ちになります。
跪座(きざ)といい失礼にはなりません。
立つ前にするといいですよ。
正座時足のしびれの治し方と予防方法!正座のしびれないコツ4選
まとめ
しびれを我慢して 座り続けると、麻痺してきます。
そうなると、自分では立てると思って
立とうとするのですが、よろけますので注意が必要です。
麻痺が治るまでは、跪座(きざ)つま先立ちをしたりして
感覚が戻るまで待ちましょう。
正座の時間が短時間で余裕があるときは、
足の矯正をするのもオススメです。
正座時かかとは閉じると足のO脚矯正になります。
かかとをあえて閉じて、足の甲を伸ばしてみたり
ふくらはぎの骨を意識したり
上半身は背すじを伸ばして腹筋を鍛える等
正座で矯正を意識してみるのもいいですよ。
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