新元号『令和』が公表されて、
福岡県太宰府市が注目を集めています。
新元号「令和」の引用元となった
万葉集の序文に記された
「梅花の宴(うたげ)」が、
現在の福岡県太宰府市に置かれた
朝廷の出先機関「大宰府」の長官を務めた
大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で
行われたとされているからです。
今回は、行っておきたい 令和ゆかりの地を
ご紹介いたします。
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令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
令和の由来
出典 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201904/CK2019040202000160.html
『令和』は、万葉集にある
「初春の令月にして
気淑(よ)く風和ぎ
梅は鏡前の粉を披(ひら)き
蘭は珮(はい)後の香を薫す」
から引用されました。
この文章は、730(天平2)年に、
太宰府の大伴旅人邸に
山上憶良らが集まって詠んだ、
32首の梅の歌の序文の一部。
この歌会の日の情景を詠んでいます。
出典 https://www.kotodazaifu.net/pavilion
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
新元号『令和』に込められた意味とは
出典 https://ironna.jp/article/12292
平成31年(2019年)4月2日に、
総務省が発表した総行政第95号
「元号を改める政令等について」でも、
令和に込められた意味
が、記載されていますので、
改めて目を通してみました。
この令和には、
人々が美しく心を寄せ合う中で
文化が生まれ育つという意味が込められております。
万葉集は1200年余り前に
編纂された日本最古の歌集。
天皇や皇族、貴族、防人や農民まで
幅広い階層の人々が
詠んだ歌が納められた
日本の豊かな国民文化と、
長い伝統を象徴する国書です。
悠久の歴史と、
薫り高き文化
四季折々の美しい自然。
こうした日本の国柄を、
しっかりと次の時代へと引き継いでいく。
厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、
見事に咲き誇る梅の花のように、
一人ひとりの日本人が、
明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる。
そうした日本でありたい、との願いを込め、
「令和」に決定いたしました。
文化を育み、
自然の美しさを愛でることができる平和の日々に、
心からの感謝の念を抱きながら、
希望に満ち溢れた新しい時代を、
国民の皆様と共に切り拓いていく。
新元号の決定にあたり、
その決意を新たにしております。
【引用元】総務省 総行政第95号
外務省は「令和」の意味を英語で
「Beautiful Harmony」
と、説明しています。
ゆかりの地、太宰府市は、
歴史を感じる素敵なところですよ。
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
新元号『令和』ゆかりの地 ①坂本八幡宮
令和ゆかりの先ほどの歌は、
梅の花をめでる 梅花の宴で詠まれたもので、
歌人・大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で
天平2(730)年の正月に催されました。
梅花の宴が催されたとされる邸宅は、
大宰府政庁跡の周辺や
坂本八幡神社の付近にあった
と、いう説があります。
出典 http://news.livedoor.com/article/detail/16265765/
境内には大伴旅人の万葉歌碑
が、設置されています。
歌碑には、
「わが岡に さ男鹿来鳴く 初萩の 花嬬問ひに 来鳴くさ男鹿」
と、あります。
訳:私の住む岡に牡鹿が来て鳴いている。
今年初めての萩の花が咲き、
牡鹿がやってきて妻問いをしていることよ。
大伴旅人は、
大宰府に赴任してまもなく奥様を亡くし、
心淋しい気持ちを詠った歌
と、言われています。
坂本八幡宮には、公表されたあと、
たくさんの人が訪れています。
当初は40分待ちでしたが、
最近は少し落ち着いてきています。
坂本八幡宮へのアクセス、御朱印情報などを
コチラの記事でまとめていますので、
ぜひご覧くださいね!
コチラもチェック令和ゆかりの地 坂本八幡宮へのアクセス・無料駐車場情報 混雑状況は?
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
新元号『令和』ゆかりの地 ②大宰府政庁跡
出典 https://tabi-rin.com/archives/article/27691
7世紀後半から
九州全体を治めた中心地「大宰府政庁跡」には、
立派な礎石が残っており、
その史跡の巨大さを感じることができます。
平城京・平安京に次ぐ規模の役所だった
大宰府政庁は、
諸外国との交渉の窓口でもありました。
現在は史跡公園として整備されています。
出典 https://4travel.jp/travelogue/10433294
出典 https://4travel.jp/travelogue/10433294
入口に、有名な和歌の石碑が。
出典 https://4travel.jp/travelogue/10433294
出典 https://4travel.jp/travelogue/10433294
往時の物は何も在りませんが、
建物の跡を示したモノや、
政庁跡を示す石碑が建っています。
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
新元号『令和』ゆかりの地 ③大宰府展示館
出典 https://tomomonosonogo.com/2669.html#i-3
最近ニュースで良く流れている
大宰府展示館。
今まで来場者が1日20人位だったそうなのですが、
公表されてから6日間で、
なんと1万人を超えたそうですよ!
6月中旬に行きましたが、
もうだいぶん落ち着いていました。
大宰府展示館の中では、
天平2年(730)正月13日、
大宰帥・大伴旅人の邸宅で開かれた
「梅花の宴」の様子を
博多人形で再現したものが
展示されています。
出典 https://www.kotodazaifu.net/pavilion
模型「梅花の宴」(山村 延燁作)
「梅花の宴」
当時、集まった方のお名前も残っています。
大宰府展示館の中には、
当時を知ることができる資料があります。
ガイドさんもいらっしゃいますので、
イロイロ教えていただけます。
説明を伺うと
過去にタイムトリップしますよ!
その時の情景や梅花の宴の雰囲気、
人間模様なども感じれて、
当時の方の才能、美しい謙虚な心に
触れることができました。
ぜひイロイロ質問してみてくださいね☆
お土産も少し置いてあります。
コチラはクリアファイルです。
令和の文字のクリアファイルもありました☆
玉石溝
出典 https://www.kotodazaifu.net/pavilion
その他にも発掘調査で検出された
奈良~平安時代の溝を、
当時の姿のまま保存、公開されています。
パネル展示
出典 https://www.kotodazaifu.net/pavilion
発掘調査の成果などが、
写真や図面で紹介されています。
展示室
出典 https://www.kotodazaifu.net/pavilion
入って右側の展示室では
大宰府史跡関連の出土遺物や、
模型などの展示が無料で見れ、
大宰府の歴史が学べますよ!
大宰府展示館施設情報
〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺4丁目6−1
◆開館時間:9:00~16:30
◆休 館:月曜日(ただし祝日の場合はその翌日)
12月28日~1月4日
◆TEL:092-922-7811
◆FAX:092-922-9524
◆アクセス
・福岡空港から車で30分
・太宰府インターから車で5分
・JR二日市駅から車で10分
・西鉄都府楼前駅から徒歩で15分
・太宰府市コミュニティーバス まほろば号「大宰府政庁跡」バス停下車
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
歴史の道コース(ウォーキングマップ)

lmeedy / Pixabay
太宰府市内には、
あちこちに数多くの文化財が
散在しています。
有名な太宰府天満宮、
観世音寺や大宰府政庁跡などの他にも、
隠れた名所が意外な場所に
いくつも残っているんですよ。
太宰府の歴史を歩きながら学べる
オススメのウォーキングコースマップがありますので、
ぜひコチラのコースも
楽しんでみてくださいね♪
1.天満宮~水城跡までの太宰府の歴史が凝縮。
2.古文書に記された文化財とは?
今昔太宰府の文化財(6.7km) (PDF: 914.3KB)
3.1806年に描かれた地図をもとに文化財を巡るコース
太宰府旧蹟全図北を歩く(7.9km) (PDF: 866.8KB)
4.意外に知られていない街中の昔話を堪能コース
ふらっと訪ねる伝説地(6.7km) (PDF: 650.3KB)
5.最短!水城跡の文化財を満喫コース
6.街角に残る色々な痕跡を尋ねます。
令和意味と由来は?ゆかりの地 坂本八幡宮~大宰府政庁跡~大宰府展示館を散策
まとめ
いかがでしたか。
令和ゆかりの地、
坂本八幡宮、大宰府政庁跡、大宰府展示館は、
散策するのにちょうど良い距離です。
近くには、
太宰府天満宮や、九州国立博物館もあり、
そちらでも大宰府の歴史に
触れることができます。
太宰府駅から大宰府天満宮へ続く道も
お土産屋さんや、梅が枝餅のお店、
食事処が立ち並び賑やかで楽しいですよ!
歴史ある観光スポットなので、
いろんな楽しみ方ができます。
令和元年の記念に、
足を運んでみてはいかがですか?
最後までご覧いただきありがとうございます。
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コチラは関連記事です。よろしければご覧くださいね!